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木を見て森を見ず

こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。

 「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。

 このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。

 

 何と言っても、名言を学ぶことによって、人生を歩む上で大切な智慧が得られます。

 そして名言を学ぶことによって、勇気と希望といった生きる力を充電することができます。

 それと、もう1つ名言を学ぶことのメリットは、人と会話をする時に、会話の品格を上げられるということです。

 会話の中に、サラッと名言を盛り込むと、ハイセンスなトークができます。

 それと合わせて、説得力が増すことも、うれしいメリットです。

 

 今回、テーマにする名言は、「木を見て森を見ず」です。

 これは、「物事の一部分や細部に気をとられ、全体を見失ってしまうこと」を注意することわざですが、実際、人生においては、そういうことが多いのではないでしょうか?

 

 特に、想定外の問題に遭遇すると、「木を見て森を見ず」の精神状態になりやすいと言えます。

 解決策をなかなか見出せない大きな問題に遭遇しますと、人は、その問題にとらわれ、寝ても覚めても、その問題が頭から離れなくなります。

 

 たとえて言うと、自分の歩む道のど真ん中に、とてつもなく大きな木がそびえ立っているような感じです。

 そのような状況に追い詰められると、人は、その木だけしか見えなくなり、その木をどうにかしなければ、一歩も先に進めないと思ってしまいます。

 本当は、その木の先に、広大な森が広がっていることを忘れてしまうのです。

 まさに「木を見て森を見ず」の精神状態です。

 

 そういう精神状態になってしまうと、多くの人は、夢と希望を失い、それに合わせて、「自分はダメな人間」「自分はできない人間」と思えてしまい、自信を失ってしまいます。

 その状態に陥ると、まるでガス欠の車同様、一歩も前に進めなくなってしまうのです。

 

 それでは、そういう状態になった時に、どうしたらよいのでしょう?

 

 解決不可能に思える大きな問題が生じて、前に進めなくなっている状態になった時に、どうしたらよいかですが、一番無難な方法は、「原点に戻る」ことです。

 「急がば回れ」ということわざがありますが、急いで先に進みたいという思いを、少し抑えて、原点に戻るのです。

 

 原点に戻って、最初に始めた時の想いを思い出すのです。

 

 「何のために、始めたのか?」

 「何を目指しているのか?」

 「何を喜びに頑張ってきたのか?」

 

 そうやって原点に戻ると、目の前の大木の先に広がっている森が、見えてきます。

 そうすると、目的地に向かう別の道も見えてくるのです。

 つまり目の前にある多くの選択肢が見えてくるわけです。

 

 そのように「原点に戻る」という方法を実践することによって、「木を見て森を見ず」の精神状態から、「木も見るけれど、森も見る」という精神状態にレベルアップすることができるのです。

 

 

 

【今回の名言】 木を見て森を見ず

 

【今回の教訓】 行き詰った時は、原点に戻れ!